自転車競技(ロードバイク)のスポーツ障害②|骨盤ポジション

ロードバイクの乗車姿勢で論議が巻き起こるのが骨盤のポジションです。

基本的には、骨盤の前傾ポジションが望ましいです。

※写真は臨床スポーツ医学から


実際の選手でみると背中が丸くなっているようにはみえますが

骨盤は前傾していますね。


◇骨盤前傾が優位な点

各スポーツで言われるパワーポジションは骨盤の前傾であり

股関節周辺筋(とくに大殿筋)に力が発揮しやすい


風の抵抗を軽減させるためには前傾ポジションがよく

ロードバイクの設計もそのようにされているそうです。



骨盤の前傾を「骨盤を立てる」と表現されることがあり

一般のロードバイク愛好家は後傾している方が多くみられます。

※別所選手

ただ、骨盤の後傾が悪いというワケでもありません。

年齢が高くなれば、関節の可動域も狭くなり

むりに前傾姿勢を保つほうが身体にダメージが蓄積されることもあります。

また、骨盤後傾のポジションでは、大腿四頭筋(フトモモ前の筋肉)が

優位に活動でき、大殿筋を休息させることができます。

トライアスロンの選手では、わざと大殿筋を休息させ

ランニングで使えるようにする選手もいるそうですね。





最近では、ロードバイク人気もあり

乗車姿勢も個人の骨格でいくつかに分れるようになってきたようです。

※ただし当てはまるかは自己責任でお願いします。


一般愛好家であれば、快適にケガなく走れれば

そこまで骨盤前傾のポジションにこだわらなくても良いかと思います。

ただ、先に述べたように骨盤のポジションで

筋肉の優位性が変わるため、爆発的なパワーを生むには

骨盤前傾が優位です。



骨盤前傾が出来ない方の特徴は

股関節の屈曲制限

腰椎後弯~真直ぐに近い(本来は前弯)


この状態で骨盤前傾をとろうとしても苦痛なだけですね。

前傾ポジションを試したい方は

これらの関節の改善が必要になります。



単純にセッティングの問題で骨盤のポジションが保てないこともあるため

専門家に相談することも大切ですね。

パフォーマンスを上げたい

同じところが疲れやすい

ケガが多い

という方は、骨盤ポジションも含め対応させていただきますので

カイロプラクティック心のご相談ください。


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