野球のスポーツ障害⑧|背骨の使い方

人の背骨は横からみると図のように

S字状になっています。

猫背の定義は、胸椎(肩甲骨の間辺り)がこの湾曲よりも大きく曲がったものを言います。

ただ、実際この定義に当てはまる猫背は、ほとんどいません。

胸椎が、真直ぐになっているほうが圧倒的に多いです。

こうなると胸椎の可動域に制限が生まれ

胸椎の前方には心臓、肺などの呼吸器系

胸管(リンパ循環系)

自律神経幹などの組織にも悪影響を及ぼします。


野球選手で胸郭出口症候群を訴えるのは

このような姿勢が多いそうです。

※胸郭出口症候群の症状は

手のしびれ、首や肩の痛みやコリ感、腕の痛み、しびれなど

首から腕にかけて痛みやしびれ、コリ感が生じます。


このような姿勢になる原因は

無駄に胸を張る姿勢が良いという思い込みがあります。

これは、選手だけではなく

指導者、親にも原因の一端があると思われます。


スポーツをする上では、次の動作がスムーズに行えるかが大切です。

無駄に胸を張ることで上半身には必要以上に力が入り

次の動作も遅れてしまいます。


まず、楽に立てる、呼吸ができる姿勢を心掛けましょう。



バッティングにおいては、腰椎の前湾が作られていることが大切です。

また、守備で安定した構えをつくるにパワーポジションを作る必要があります。

このパワーポジションも腰椎の前湾が重要になります。


体を捻る動きで試すと解りやすいですが

腰を丸めた状態と腰を反らした状態(腰椎の前湾をつくった状態)とでは

体の捻じりやすさに違いがでます。


もちろん、腰椎の前湾をつくることで身体が捻じりやすくなります。

以前もブログに書きましたが、股関節の使い方も重要で

上手く使えると腰椎が前湾となります。


反対に腰椎の前湾をつくれないと、股関節も上手く使えません。


鋭い打球が打てない

素振り、フリーバッティングなどで痛めやすいなどは

腰椎の前湾が作られていない可能性があります。



背骨を正しく使い機能させることで

パフォーマンスアップ、ケガ予防につながります。

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