カイロプラクティック心の岡です。
野球肩の要因の一つに上腕骨頭の異常運動があります。
図はウィキペディア
異常運動を誘発する原因として
後方関節包の拘縮(タイトネス)が一般的に言われています。
また、小さい頃から投げていることで
上腕骨頭の後捻角が外旋しやすい形に(投球時では加速期にあたる肩のポジション)
形成されることも関係しています。
上腕骨頭の異常運動により、肩関節を形成する骨同士が衝突する
インピージメント症候群が主な野球肩の原因です。
日常のチェック方法としては、肩を90°外転(肩の高さに腕を外側から挙げる)
そこから肘を90°曲げて手のひらを脚方向(内旋)に動かします。
明らかに非投球側と違えば、後方関節包の拘縮が疑われます。
ただ、関節包以外の問題(筋肉、投球連鎖など)も考慮する必要があるため
1つの目安になる程度です。
野球肩であっても、肩だけではなく
投球動作からスクリーニングテストを行い
肩の過剰運動
肩甲骨の可動域
軸足の安定性
などをチェックする必要がありますね。
ちなみに関節包の拘縮は、筋肉とは特性が違うため
改善させるためには、かなりの痛みを伴います。。。
そうならないためにも、身体のケアをしっかり行い
予防を心掛けてください。
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