野球のスポーツ障害③|腰が回ったら痛めます

カイロプラクティック心の岡です。



バッティングで「腰が回る」と表現されますが

実際、腰が回る可動域は小さいです。



57番が腰部、58番が胸部、59番が頸部の背骨の可動域を表しています。

腰部の背骨は5つあり

全部の動きを足しても5°しか回りません。


頸部が一番可動範囲は大きいですが

バッティング時は、投手を見ていることですでに回った状態です。


これらのことから、バッティング時で腰を回すという表現ではなく

本来は胸部の背骨が動く必要があります。

著作者:Keith Allison

ただ、胸部の背骨の可動域だけでは、バッティングに必要な可動域が確保できません。

そのため、最も大切な部分は股関節になります。

図はカパンディ関節の生理学


股関節の内旋、外旋(身体を回す動き)を合わせると90°になります。

股関節を使うことで

十分に身体を回してバッティングを行うことが出来ます。


また、股関節を動かす筋肉は、身体の中でも大きく

パワーを生み出せます。

プロ野球選手のお尻周りがどっしりしているのは

このような理由もありますね。



もう少しだけ詳しく説明すると

左バッターの松井選手は

左足の股関節を外旋させながら重心を移動させ

右足の股関節を支点にしながら股関節を内旋させることで

上体が安定し、股関節で生み出されたパワーを

上半身に伝えることが出来ます。



裏を返せば、股関節が使えず

さらに胸部の可動域が小さければ

代償的に腰部を回しすぎてしまうため

腰を痛めてしまう可能性があります。



「バッティングで鋭い打球が打てない」「バッティングで身体を痛めやすい」など

バッティングに関する問題は腰ではなく

股関節、胸部(胸椎)がポイントになります。


まずは、イメージでも良いので

股関節と胸部を使っている感覚でバッティングを行いましょう!

使えない要素は多岐にわたるため

問題を抱えているようであれば、専門家にご相談ください。


カイロプラクティック心でも対応致します!






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