野球のスポーツ障害②|手術でリセットされません

カイロプラクティック心の岡です。


野球選手では、肘を痛めることが多いです。

投手に限らず、野手も肘を痛めることがあります。



投球時にかかる肘への負担が

肘の安定化に必要な内側側副靭帯の強度を上回るという

研究報告があります。


例え、小学生であっても

投球フォームに問題があれば、内側側副靭帯の破断強度を

上回ってしまうそうです。


体が壊れるギリギリのラインで

ボールを投げているワケです。



プロの選手が、肘の内側側副靭帯を損傷した場合

手術(トミー・ジョン手術)を受けるニュースが取り上げられます。

手術後、復帰した選手もいるため

肘を痛めたら手術を受ければよいという

安易な考えをする方もいるようですが、それは間違いです。



〇メジャーリーグの内側側副靭帯損傷における手術から競技復帰におけるデーター


メジャーリーガーの登録選手の約25%は

高校、大学、プロで手術を経験

競技復帰率75~80%

競技復帰へのリハビリ日数 11~18ヶ月

復帰後は平均2.9年の競技生命

復帰後86%の投手が肘以外の故障で引退

復帰後25%の投手が肩を手術

※スポーツメディスンより引用


このように競技復帰は、高確率ですが

選手のキャリアとしては終止符をうたれている状態です。


アメリカではプロでも100球をめどに交代が告げられますが

この投球制限にも科学的根拠は示されていません。


そのため、球数だけ制限させるだけでは

投球過多による故障は防げないです。


日本でも、甲子園を沸かした投手が

故障によりプロで活躍することなく引退を迎えることがあります。

最近では、高校生でも複数の投手を起用したり

肘、肩の検診が行われるなど

ケガ予防の取り組みが行われるようになりましたが

現状は、故障に泣かされることもまだまだ多いです。



壊して終わる覚悟があるのであれば

ひたすら投げて練習してもらっても良いですが、、、


プロを目指す

社会人になっても野球を続けたいなど

長い目でみるのであれば、しっかりと予防対策はして欲しいですね。


今なら、ネットだけでもある程度の情報が手に入ります。

「知りません」は通じないほどに、、、

親御さんが出来ること

監督が出来ること

選手が出来ること

それぞれが、しっかりと予防の意識をもって

野球を続けられる環境を整えて欲しいです。


出来れば、専門家にも相談して

チームで予防に取り組んでほしいですね。


カイロプラクティック心でも対応致しますので

ご相談ください。






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スポーツのケガからの復帰、パフォーマンスUPの願いを叶える

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