カイロプラクティック心の岡です。
今回から野球のスポーツ障害編です。
野球はポジションによって特性が異なります。
捕手
フルスクワットポジションから
左右の動きだし、素早く立ち上がるスローイング動作
内野手
パラレルスクワットポジションから
サイドステップ、ランニング動作、飛び込み動作
外野手
少し腰を落したスクワットポジションからランニング動作
このように、野手でもポジションによって動き方が変わります。
投手においては
反復される投球動作が特徴的になります。
バッティングでは、下肢から上肢にかけて
回旋を伴った運動連鎖がスムーズに行えることで
鋭い打球、ホームランが打てるようになります。
野球のスポーツ障害では
守備ポジションやバッティングフォームから推測される
原因を考えていくことが大切です。
〇野球に多い障害部位
日本鋼管病院整形外科スポーツ外来に2012年までに
受診した野球選手は延べ8,204名の統計
肩関節が3,477名
肘関節が2,921名
腰部が456名
膝関節が452名
手関節・手が387名
※目指せスポーツドクター/サッカー日本代表チームドクターを目指してから引用
肩、肘の障害が圧倒的に多く
上肢に障害が集中していることが特徴的です。
野球肩、野球肘が代表的ではありますが
それぞれ疾患名ではありません。
・野球肩
上腕二頭筋腱炎
棘上筋腱炎
肩峰下関節包炎
etc
・野球肘
内側側副靭帯損傷
円回内筋症候群
離断性骨軟骨炎
etc
小学生であれば、骨の成長過程であるため
剝離骨折をおこしていることもあります。
自己判断はせず
病院での画像診断を受けるようにしましょう。
野球肩、野球肘は下記のブログもご参考ください。
デッドボールやクロスプレーによる衝突などの外傷以外は
身体の使い方を踏まえてスポーツ障害を改善させていくことが
症状改善への近道になります。
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