ゴルフのスポーツ障害③|身体の回旋は股関節と胸部

ゴルフの身体の特徴的な使い方は、身体の回旋の反復です。

とくにドライバーショットは、いかにスムーズに身体を回旋させるかで

飛距離も変わってきます。

細かいことを言えば

上半身の筋力や道具(ゴルフクラブ)との相性などもありますが、、、



ゴルフで腰が回らないと表現されることもありますが

実際、背骨の腰部の回旋角度は1~2°であり

5つある腰椎(腰部の骨)を合わせても5~10°です。


それに比べ胸部は、全体で75°の回旋可動域があります。

そのため、胸部の可動域を確保することが大切になります。

胸部の可動域制限の原因としては

日常の姿勢(胸の張りすぎ)

呼吸が浅い

加齢

胸部周辺の筋機能の低下

胸部周辺の外傷

etc


肋骨部は、加齢とともに柔軟性が低下します。

そのため、若い頃と同じように大きな捻転を加え続けると

肋骨の骨折、その周辺の筋を痛めるなどを引き起こします。


日本人では、「胸を張る=姿勢が良い」イメージが根強く

胸部から腰部にかけて真直ぐの背骨になっている方が多いです。

本来は、胸部は後湾(猫背に見える)腰部は前湾になる

S字状の背骨になります。


日常の姿勢の問題から、腰部に負担がかかり

ゴルフでさらに腰を回す意識だけで行うと

腰痛を引き起こします。


トップゴルファーになると腰痛に起因は

そのような問題だけではなく

筋機能の低下が原因となることが多いと考えられます。


身体の回旋で最も重要なのは股関節です。

この部分の使い方が、トップゴルファーと一般と大きな違いです。

股関節は、身体の中でも可動域の大きな関節であるため

ここが十分に使えないと身体の回旋が不十分となります。


それを代償して違う関節に負担をかけてしまうと

腰痛、膝痛、肩痛など上肢の問題まで起こります。


「日頃から、股関節を柔らかくしておけば良いのか?」

と思われる方も多いですが

上手く使えないということが大多数です。


もちろん、関節の可動域を確保することは大切ですが

股関節は腰部、骨盤部、股関節を連動させる使い方をする必要があります。


スポーツ障害の改善、パフォーマンスアップなどは

胸部、股関節の状態、使い方を見直すことが大枠となります。




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