水泳のスポーツ障害⑤|柔軟性も諸刃の剣

競泳選手は、肩や足首を柔らかく使うことから

とても柔軟性があり、結果として推進力が向上します。

※写真は入江選手


ただ、柔軟であればケガが少なくなることはなく

ケガのリスクが高くなるということは覚えておいた方が良いです。


適度を越えた柔軟性は、関節不安定性が考えられます。

肩関節は、元々自由度の高い関節ではありますが

不安定性により関節の位置感覚に狂いがあれば

インピージメント(骨同士の衝突)による肩の痛みが生じやすいです。



痛みがあるとストレッチを行う選手もいますが

関節の不安定性の場合は逆効果になることがあります。

ストレッチをする場合は

肩を動かす筋肉を1個づつチェックし

ルーズなのかタイトなのかを判別してピンポイントで行うほうが良いでしょう。


また、各筋肉が機能的に働いているかも重要で

機能低下をおこしている筋肉の回復が必要不可欠です。


筋機能の低下は、他の筋肉の過剰な働きによって抑制されたり

食事の偏りでも起こります。

内臓反射でみれば、心臓と棘上筋(ローテーターカフ)は関連性があり

心肺機能に負荷をかける水泳選手は他の要因を解消しても改善されないケースは

内臓反射も考慮した方が良いですね。



筋機能が回復した段階で、肩関節の使い方を見直し(ストローク、通常の肩運動など)

修正することで正常な肩関節の運動が行えるようになります。


今回は、肩関節をベースに説明しましたが他の関節でも発生します。

腰椎分離症

反張膝

股関節、足関節などのインピージメント

etc



これらは、専門知識が必要なため専門家にアドバイスしてもらいましょう。

ただ、機能回復は医師の得意分野ではありません。。。

理学療法士、アスレチックトレーナー、ストレングストレーニングコーチなどが

得意分野になってきます。


カイロプラクティック心もNKT、関節運動学的アプローチ、動き指導により

対応させていただいています。



自分で気をつけていく点としては

・日々のフォームチェック

・ウォームアップ、クールダウンで身体感覚のチェック

・体調管理(下痢、便秘、息苦しさ、寝つきが悪いetc)

・食生活(食べ過ぎ、栄養の偏りetc)


痛みは、筋肉を揉んだり、ストレッチをすれば良いワケではありません。

日々の生活習慣の積み重ねがケガ予防、パフォーマンスアップにつながります。



スポーツ障害はお任せ カイロプラクティック心【伊勢市 整体】

スポーツのケガからの復帰、パフォーマンスUPの願いを叶える

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