骨盤の前傾を保つほど
サドルと骨盤部の接地面積は少なく
恥骨部分で体重を支えることになります。
恥骨は、恥骨結合といって強靭な組織で結合していますが
僅かの動きがあります。
また、その周辺に靭帯や筋肉(とくに内側の太ももの筋肉)が付着しています。
これらの要素から、ロードバイクの乗車することで
恥骨部分1点し支持面が集中することで、骨盤帯が原因で
腰痛、膝痛などを引き起こすことがあります。
また、座位姿勢は、腰への負担も大きく
腰痛のガイドラインをみても建築業者よりもデスクワーカーのほうが
腰痛を訴える確率が多いです。
これらの予防の1つとして
陸上での歩きも取り入れることが大切です。
競技者であれば、ウエイトトレーニング、陸上トレーニングも有効です。
ただ、骨盤部が不安定状態であることを想定すれば
専門家に相談してから行う方がより安全ですね。
立つ、歩くなど2本足での運動では、フクラハギの筋肉の活動が大切です。
自転車では、ふくらはぎの活動が減るため
2本足で立ちフクラハギに刺激をいれてあげるだけでも
下肢のアンバランス解消にもつながります。
どの競技にも共通することですが、競技特性にみあった身体の使い方により
過剰に活動する部分と動きの少ない部分が混在します。
結果として
筋活動が抑制されたり、局所的な組織の変性などによって
パフォーマンスの低下、ケガのリスクが高まるなどの問題が起こります。
コンディションを整えるためにも
自転車とは異なる動きも取り入れていくことをおススメします。
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