自転車は2輪でバランスをとらないと乗れません。
そのため、小さい頃は補助輪をつけたり
親御さんに支えてもらいながら練習した人がほとんどではないでしょうか?
著作者:1eehong
1度乗れてしまうと、あまり考えずに乗れるようになるためバランスをとって乗ることが当然になってきますが、、、
この現象が厄介なところでもあり、優れている所でもあります。
優れている部分は、身体の一部分が上手く機能していなかったとしても
他の組織で補正し合いバランスがとれてしまうことです。
バランスの機能を大きく分けると
固有感覚受容器(とくに足底)
視覚
前庭神経
この3つが機能し、各組織をコントロールしてバランスをとります。
ある本では、宇宙飛行士は無重力状態で生活することにより
前庭神経を利用してバランスをとらなくなって(無重力のため)
視覚情報を中心にバランスをとるそうです。
そのため、地球に帰ってくると
前庭神経の機能低下の影響により、立てなくなっているそうです。
宇宙飛行士ほど極端ではありませんが
バランス機能が一つでも上手く機能していないと
バランスがスムーズにとれておらず
無駄な力を使っている可能性があります。
とくにロードバイクは、常にバランスをとる必要があるため
バランス機能の低下がケガに繋がることもあります。
意識下のもとでは、視覚情報がとても大切です。
単純にメガネやコンタクトレンズの度が合っていないだけでも視覚情報(空間認知)
混乱してバランスを崩しやすくなります。
視覚情報の大切さは、目を開けた時の片足バランスと
目を閉じた時の片足バランスを比べてもらえれば解ると思います。
ほとんどの方が目を閉るとバランスを崩しやすいですよね。
バランスが崩れると余分な筋肉を使ってバランスをとろうとします。
視覚情報も上手く働かなければ、余分な筋肉をつかってバランスをとるため
身体への負担も大きくなります。
メガネやコンタクトは、必ず自分に合ったものを使用しましょう。
視覚情報では、周辺視野が大切にもなります。
集中すると一点を見つめようとしますが
一点を見ていたとしてもその周辺も見えていないといけません。
視覚は現在、どの位置にいるかを把握する空間認知の役割もあるため
周りがみえてないと目を閉じた状態に近くなります。
周辺視野は、目の前に指を重ねて上下左右に腕を広げて
左右および上下がどちらの指も見える範囲です。
周辺視野もしっかり使っていきましょう。
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