水泳のスポーツ障害⑦|肩障害の不適切なテクニック

競泳の不適切なテクニックによって、バイオメカニクス異常がおこり

肩障害につながることがあります。

〇下記は臨床スポーツ医学から引用

・バタフライ

肩のラインよりも外側で腕を入水させる。または、両腕が近すぎる。


・背泳ぎ

肘を伸展したプル‐スルー

S字型ではなく直線的なプル‐スルー

不十分な身体のローリング


・自由形

中心線を大きく超えたプル‐スルーライン

長すぎるストロークを行おうとする

不十分な身体のローリング


・平泳ぎ

過度の肘の伸展


肘の伸展位や長いストロークは、推進力を得れますが

肩への負担が大きくなります。

肩関節の安定性を保てるのは腕を90°まで挙げたところ(肩と水平)と言われています。

負担の大きいストロークの反復は、肩を痛めやすくなります。


身体の中心線に近づくストロークは

棘上筋(回旋腱板)が伸長される関節肢位になるため

反復されると腱障害を招く恐れがあります。

それにくわえ、インピ―ジメントが起きているとより障害につながります。


身体のローリングが不十分であると

身体の回転によるパワー伝達も不十分となり

結果として腕への負荷が大きくなって肩障害を発生させます。



このように競技特性から肩を痛めるケースがあり

障害予防には、テクニックの習得も重要な要素となります。




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